社会人基礎力研修


社会人基礎力研修とは
~ 12の視点から、社会で活躍するための基礎を理解する!! ~
経済産業省が提唱している社会人基礎力に基づいた12の能力(主体性・働きかけ力・実行力・課題発見力・計画力・創造力・発信力・傾聴力・柔軟性・情況把握力・規律性・ストレスコントロール力)を理解し、具体的行動に繋げるため、ワークブックを用いながら、100のテーマに沿って、「思考→実行→振り返り→改善」の実践型の取り組みや、弊社独自の「社会人基礎力テスト」で確実に基礎力の底上げを実現します。
社会人基礎力研修のメリット
経済産業省による、「大学生の『社会人観』の把握と『社会人基礎力』の認知度向上実証に関する調査」が行なわれた結果、企業と学生には大きなギャップがあることがわかりました。
学生側が“不足している”と認識している「語学力」「PCスキル」「業界の専門知識」「ビジネスマナー」については、企業側は“十分である”あるいは、“これから身につければよい”と考えています。一方で、学生側が“すでに十分持っているので問題ない”と認識している「粘り強さ」「チームワーク力」「主体性」「コミュニケーション力」については、企業側は“学生に最も持っていてほしい力であり、継続して向上していってほしい能力”と考えています。
社会の中で生活していくには、「人間性、基本的な生活習慣(思いやり、公共心、倫理観、基礎的なマナー、身の周りのことを自分でしっかりやる等)」を備えておく必要があります。これが基礎学力、専門知識、そして社会人基礎力を支え、あらゆる活動のための基盤となります。
「社会人基礎力」を身につけることは、社会人としてこれから充実した生活を送るために身に付けて欲しい土台となる力になります。
「社会人基礎力」を身につけることによって、具体的に自らの能力や適性に気づき、強みを伸ばし、そして自らの成長を実感できることで自らの能力をアピールする土台にすることができます。
つまり、「自分を知る」、特に社会で生きていく上での、自分の特性を知り、強みを伸ばし、弱みを改善していく助けになるというわけです。「自分探し」という言葉もありますが、漠然とした「自分探し」ではなく、「社会で生きる自分」という具体的に規定された形で自分を理解できることがメリットといえます。
このように、何を目指して準備を進めるべきか悩む就職活動中の学生やこれから働き始める新入社員に対して、明確な方向性が示されるのが「社会人基礎力」のメリットです。
当社の社会人基礎力研修カリキュラムは、様々な教育研修機関様や人材派遣会社様に導入実績があり、テキストや確認テストなど幅広くご用意しております。
研修内容(事例)
社会人基礎力研修の特徴は、「実践体感型」という、各テーマに沿って、自分で考え、発言し、相手の意見を聴き、更に自分の意識に改善を促すという訓練を行うことです。「実践体感型」を繰り返すことにより、皆さまが現場で自然に意識ができるようになります。
知識はアウトプットした回数によって決まります!
各テーマを用いて「実践体感型」による、PDCAサイクルを繰り返すことで、本人の意識の改善活動を促していきます。自己理解と客観的指摘を同時に反復練習することで、一人ひとりのクセを修正しながら、実践スキルを高めていきます。
テーマ | 項目 | 発揮される力 | 具体的例 |
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前に踏み出す力 (アクション) |
主体性 | 物事に進んで取り組む力 | ・人からの指示を待つのではなく、自らの意思や判断で動くことができる。 ・「今の自分に何が出来るか」を意識して自発的に行動する。 ・困難なことや経験のないことでも、失敗を恐れずに自信を持って行動する。 |
働きかけ力 | 他人に働きかけ巻き込む力 | ・自分を中心に置いた上で、周囲や自分の置かれている状況を理解して動く。 ・「自分の力ではできない」と判断したら、素直に助けを求めることができる。 ・ただ自分の意見だけを述べるのではなく、しっかりと相手が納得できるように 説明できる。 |
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実行力 | 目的を設定し確実に行動する力 | ・目的を明確にし、それに向かって突き進む。 ・どんなことでも「とにかくやってみよう」という前向きな気持ちを強く持つ。 ・初めてのことや困難なことに対しても、失敗を恐れずにチャレンジする。 |
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考え抜く力 (シンキング) |
課題発見力 | 現状を分析し目的や課題を明らかにする力 | ・現状を正しく認識したいので客観的データや情報を集める。 ・何もトラブルがなくても、現状に満足することなく、自問自答しながら取り 組む。 ・疑問や違和感に気づいた場合、原因を見つけ出し、改善に取り組みトラブルを 回避する。 |
計画力 | 課題の解決に向けたプロセスを明らかにし準備する力 | ・解決へのプロセスの準備を行なう。 ・考えたプロセスを効率よく進める。 ・優先順位をしっかりと決めて取り組む。 |
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創造力 | 新しい価値を生み出す力 | ・従来の常識や発想にとらわれない自由な考えをもつ。 ・さまざまな知識を組み合わせて新しいアイディアを出す。 ・別の角度から物事を見てみる。 |
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チームで働く力 (チームワーク) |
発信力 | 自分の意見をわかりやすく伝える力 | ・自分の考えていることをわかりやすく整理して相手に理解してもらう。 ・話をする前に、内容のポイントを整理し、効率よく伝える。 ・文章だけでなく、図やイラストなどイメージのしやすいアピールも考える。 |
傾聴力 | 相手の意見を丁寧に聴く力 | ・相手が話しやすい環境を整え、意見を引き出す。 ・以前聞いたことでも、何か新しく学べることはないかという姿勢で最後まで 聴く。 ・相手が話している時は受け身にならず、相づちや頷きをして反応する。 |
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柔軟性 | 意見の違いや立場の違いを理解する力 | ・自分と異なる意見や立場を受け入れることができる。 ・環境や状況の変化を受け入れて臨機応変な対応をする。 ・その場の状況に応じて、優先順位を明確にしながら行動する。 |
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情況把握力 | 自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する力 | ・周囲の情況によって仕事の進め方や優先順位を変更し、計画の見直しを行う。 ・自分自身を中心に考えるのではなく、周囲や物事との関係を正確に理解する。 ・自分の役割を理解し、周りの期待に応えられるよう責任感をもって行動する。 |
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規律性 | 社会のルールや友達との約束を守る力 | ・法律、会社の規則など、様々な決め事や人との約束を守る。 ・ルールを守るだけでなく、意味や必要性を理解する。 ・ルールを理解し、応用力を働かせ、ルール化されていないことまでも対応 できるようにする。 |
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ストレスコントロール力 | ストレスの発生源に対応する力 | ・自分が感じるストレスの原因を追究し、適切に対処する。 ・ストレスは、働いていく上で自分の成長につながる意味のあるものであると 変換する。 ・プレッシャーは周囲の人の自分に対する期待であるという気持ちを持つ。 |
社会人基礎力研修実施までの流れ
STEP1 研修要望ヒアリング
お客様が対象者に求める「力」の方向性や、盛り込んでほしい内容、時間(研修期間)をお聞きします。
STEP2 研修カリキュラム構築
基本フォーマットから、お客様のヒアリングを組み合わせて、お客様のカリキュラムを構築いたします。
STEP3研修カリキュラム最終決定
弊社で構築したカリキュラムが、要望に合った内容になっているかを確認していただき、修正調整していきます。
STEP4 研修実施
カリキュラムを基に作成したテキストを使用し、対象者へ研修を実施いたします。
STEP5 研修レビュー及び
フォローアップ
研修で講師が感じたこと、対象者へのフィードバックをお渡しします。また、希望がありましたら、研修から時間を空け、認識継続確認のフォローアップ研修を実施します。
オーダーメイドで独自カリキュラムが構築可能です!