井山裕太氏(囲碁棋士):バイオナンバー「325」

こんにちは!
今回、バイオナンバーの特徴から分析する人物は、先日囲碁の七大タイトル獲得数歴代1位を塗り替えた囲碁棋士「井山裕太(いやまゆうた)」氏です。
同氏のバイオナンバー325です。
<生い立ち>
1989年5月24日、大阪府東大阪市出身。5歳の時、テレビゲームがきっかけで囲碁を始めます。6歳の時にテレビの囲碁番組に出演し、大人を次々と打ち負かしチャンピオンになります。そこで解説を務めていた現在九段の石井邦生氏(バイオナンバー314)に認められ弟子入りします。当時の井山氏は全ての対局を書き起こし、同じミスを繰り返さないためにはどうすればよいのかを考えていました。
中学1年生の時にプロ入りし、平成生まれで初のプロ棋士となります。2005年には、16歳4ヶ月で全棋士出場の棋戦で優勝という史上最年少記録を打ち立てます。この優勝により、四段から七段への飛び級昇段をし、史上最年少で七段になります。2010年には、名人戦リーグを全勝で勝ち抜き、張栩氏(バイオナンバー633)を破り七大タイトルの1つである名人に史上最年少の20歳4ヶ月でなります。
2012年には、本因坊・天元・王座・碁聖・十段と獲得し、史上2人目の五冠王となり、2011年には、初の賞金ランキング1位となって以降7年連続で1位を継続中です。2013年には、棋聖位を獲得し、史上初の六冠となり、更に同年にテレビ囲碁アジア選手権でも優勝し自身初の世界棋戦制覇も果たします。
2014年には、囲碁界史上初の七冠を目指しましたが、12月に村川大介氏(バイオナンバー426)に敗れ王座位を失冠。更に、高尾紳路氏(バイオナンバー213)にも敗れ四冠に後退してしまいます。この時、井山氏はタイトルを保持するという気持ちが強くなることで、持ち前の大胆な手を繰り出せず、守りに入ってしまったと話しています。そこで、井山氏は常識に囚われない手を研究するため若手棋士の勉強会に参加したり、人工知能との対局を熱心に行いました。
こうした試みが功を奏し、村川氏、高尾氏からタイトルを奪取し再び六冠に返り咲くと、2016年には、伊田篤史氏(バイオナンバー246)を破り囲碁界史上初の七冠を達成します。
2018年2月に、囲碁界初の二度の七冠同時制覇という歴史に刻まれる偉業を達成したことを評され国民栄誉賞を受賞し、12月には、天元を防衛したことにより七大タイトル獲得数が43となり、趙治勲氏(バイオナンバー655)の保持した42を抜いて歴代最多となりました。
<バイオナンバー325から見た特徴>
バイオナンバー325の人は、他人の考えていることや立場を思いやり、相手の身になって考えられるので、多くの人から協力を得ることができます。更に、現実に即した画期的な考え方をする人でもあり、時流に合った応用・改良もできます。
5歳で石井氏に実力を認められ弟子入りした点や人工知能との対局で常識に囚われない一手を学ぼうとする点に、325の特徴が強く表れています。数々の最年少記録を打ち立て囲碁界を牽引している井山氏。今後は日本だけでなく、世界の強豪との戦いでも輝かしい成績を残していくことでしょう。
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参考資料
日本棋院
日本経済新聞
NHKニュース