内村航平氏(体操選手):バイオナンバー「341」

こんにちは。
先日までカタールで開催されておりました「体操世界大会」では男子団体が東京五輪出場権を獲得しましたね。その立役者である「内村航平(うちむらこうへい)」氏を今回バイオナンバーの特性から分析してみました。
同氏のバイオナンバー341です。
<生い立ち>
1989年1月3日、福岡県北九州市に生まれます。父・内村和久氏は日本体育大学体操競技部出身で柳川高等学校時代に高校総体の種目別で優勝しており、母・内村周子も元体操選手、妹の春日(はるひ)も元体操選手(日体大)という体操一家。1992年(平成4年)に両親が『スポーツクラブ内村』を開設し、長崎県諫早市に移住したのを機に、3歳で体操を始めます。幼い頃から両親の営むスポーツクラブ内村でタンブリング・トランポリンに親しみ、中でも当時、愛読していた漫画「ガンバ!Fly high(原案:森末慎二氏/作画:菊田洋之氏)」の影響で鉄棒とゆかにのめり込み、既に小学校高学年の時には(トランポリン上で)ひねり技を身につけるなど、高度な空中感覚に加え安定した着地感覚を身につけます。
諫早市立諫早中学校卒業と同時に、塚原直也氏に憧れて上京し、朝日生命体操クラブに入門。東洋高等学校時代、2006 年高校選抜と全日本ジュニアの 2 冠を獲得し、その年の全日本では高校生ながらナショナルチームに選出されます。そして日本体育大学体育学部体育学科に入学し体操競技部に所属。2007年ユニバーシアード団体優勝とともに種目別ゆかで優勝します。翌年2008 年、初めてのオリンピックとなる北京五輪では団体銀メダルに貢献し、さらに個人総合決勝では銀メダルを獲得します。オリンピックの個人総合でメダルを獲得したのは、日本人として24年ぶり、10代では史上初の快挙でした。4年時には主将を務めます。
日本代表となった後も、幼い頃から変わらず、新たな技に取り組む際はトランポリンを使って技の感覚を覚え体の動きをチェックしています。着地と空中姿勢には定評があり、2011年の世界選手権でロンジン・エレガンス賞を受賞しています。
これまでにオリンピック3大会(2008年北京、2012年ロンドン、2016年リオデジャネイロ)に出場し、個人総合2連覇を含む7つのメダル(金メダル3、銀メダル4)を獲得。
また、世界体操競技選手権でも個人総合での世界最多の6連覇を含む19個のメダル(金メダル10、銀メダル5、銅メダル4)を獲得している。
国内大会ではNHK杯個人総合では10連覇中、全日本選手権個人総合では10連覇しています。
<バイオナンバー341から見た特徴>
バイオナンバー341の人は、自分の取組んだ目標を達成するためには、途中のプロセスがどんなに困難でも苦にすることはありません。また、自分なりのライフスタイルを持ち、毎日継続して日課に取り組むことで、自分の力を最大限に発揮できる環境を整えることができます。これは、体操選手として、競技結果を研磨するとともに、子供たちを初め、多くの人々に体操のすばらしさを伝えていきたいという目標を掲げている同氏の活動から、怪我を負いながらも現役選手として『忍耐強く』『まじめに取り組む』という『4』のエネルギーが特に強く表れています。
今回の体操世界大会(カタール開催)では男子鉄棒で今年9月下旬に負傷した右足首が「取れた」と感じたほどの激痛に耐えての銀メダル獲得。「今回の大会では日本の良さが出し切れていなかった」とリベンジに燃える同氏のコメントから、2年後の東京五輪では一番高い表彰台に上ってくれることを期待したいと思います。
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参考資料
日本体育大学
東京新聞WEB
他