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鈴木道雄氏のバイオナンバー│株式会社ベックスコーポレーション

鈴木道雄氏(自動車メーカー スズキ株式会社創業者):バイオナンバー「325」

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鈴木道雄氏(自動車メーカー スズキ株式会社創業者):バイオナンバー「325」

こんにちは!

 

今回バイオナンバーの特徴から分析する人物は日本の四輪車及び二輪車メーカー、スズキ株式会社の創業者鈴木道雄氏です。

同氏のバイオナンバーです。

 

1887年2月18日に静岡県浜松市で農家の次男として生まれました。

子どもの頃から手先が器用で大工仕事が好きだった道雄氏は、14歳の時に請負師(建築家と大工の両方を備えた大工の棟梁)になろうと決心し、弟子入りします。日露戦争が勃発し建築の仕事がない中、請負師の親方が足踏織機制作に転向したことから、道雄氏もその知識と技術を習得します。

 

その後、親方の下での徒弟修業を終えた道雄氏は独力で織機の製作を行うようになり、木鉄混成の足踏み織機を3、4日に一台のペースで組み立てていました。 製作した織機の評判はとても良く、注文が次々と舞い込むようになったことから1909年のときにスズキの前身である鈴木式織機製作所を設立しました

1929年にはインドネシアなどの民族衣装であるサロンを織る「サロン織機」を発明し、大きな飛躍を遂げることになりました。 そんな道雄氏に対し、妬みから「たたき大工の成り上がり」と揶揄する声もありましたが、道雄氏は故障した織機を徹夜で修理するだけでなく、依頼主が思いもよらなかったほどの工夫を施して納品するなど、常に中小の織布業者の立場に立った仕事をすることで業界の信頼を勝ち得ていきました

総合繊維機械メーカーとしての地位を揺るぎないものとした道雄氏でしたが、一つの懸念を抱きます。それは織機機械の寿命は長く、一度購入してしまえば、次に買い替えるまでに長い年月がかかるということです。のちにスズキにとって重要な国となるインドのタタ財閥の紡績工場を訪問したとき、そこでは50年以上前の織機が当たり前のように使われていました。その現状から道雄氏は頻繁な買い替えの起こらない織機の世界だけでは、メーカーとしての将来に限界があると考えたのです。そこで織機に代わる製品として何を造るかと考えた時、頭に浮かんだのがトヨタグループ創業者である豊田佐吉氏(バイオナンバー:123)が選んだ道と同じ『自動車の製造』でした。“豊田”の技術力で車が造れるのなら、自社の技術力でも車を造ることができるというのが道雄氏の考えでしたが、目指したのは“豊田”のような乗用車ではなく、小型の自動車を作ることでした。

1936年、道雄氏はまずオートバイエンジンの研究をスタートさせ、1939年には試作車を完成させていますが、日本が戦争へと突き進む中、残念ながら計画は中止せざるを得ませんでした。終戦後、激しい労働争議によって鈴木式織機は経営危機に陥ります。のちに「トヨタ中興の祖」と呼ばれる豊田自動織機社長・石田退三氏(バイオナンバー:442)の支援や朝鮮特需によって何とか危機を乗り越えた道雄氏は1951年、バイクモーターの開発に着手します。既にホンダなどの先行メーカーがありましたが、娘婿の鈴木俊三氏(バイオナンバー:123)が指揮をとり、「パワーフリー号」や「ダイヤモンドフリー号」の成功によって、長年道雄氏が追い求めていた繊維機械事業に代わるオートバイ製造事業という2本目の柱をつくりあげることに成功することになります。

1954年に社名を「鈴木自動車株式会社」に変更し、長年の夢だった自動車メーカーとして歩んでいくことを示します。「鈴木自動車株式会社」最初の自動車となったスズライトは、開発を始めた当初は失敗に継ぐ失敗で、社員からはもうやめた方がいいと申し出があったといいます。それでも道雄氏はみんなを励まし、自らも休日返上で働いて、わずか7ヶ月で試作車の完成に漕ぎつけ、1955年に販売を開始します。その後、1957年には鈴木自動車工業の社長を鈴木俊三氏に譲るとともに、相談役に退きました。

 

<バイオナンバーから見た特徴>

 

バイオナンバーの人は、他人の考えていることや立場を思いやり、相手の身になって考えられるので、多くの人から協力を得ることができます。更に、現実に即した画期的な考え方をする人でもあり、時流に合った応用・改良もできます。

織機や自動車開発では「人」を思いやる行動が結果として結び付いていることから325の特徴が強く表れています。

スズキは長年、アルトやワゴンRなど、どちらかといえばデザインの個性が弱い車が主力でしたが、2019年11月4日の東京モーターショーに出展された次期ハスラーのコンセプトモデルはフェイスには丸みがあるものの、全体として角張った「武骨さ」を取り入れるなど雰囲気を刷新します。

この変化も、道雄氏の人を思いやる気持ちを軸とした開発精神が、スズキの新たなチャレンジを突き進め、未来を明るく照らし続けているのでしょう。

 

バイオナンバーの特徴はこちら

 

<参考資料>

・Wikipedia

・MOBY

・ビジネス+IT

ほか




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