那須川 天心氏(格闘家):バイオナンバー「644」

こんにちは!
今回、バイオナンバーの特徴から分析する人物は、キックボクサーの「那須川 天心」氏です。
同氏のバイオナンバーは644です。
<生い立ち>
1998年8月18日、千葉県松戸市出身。5歳の時、弱虫だった那須川氏に礼儀をしっかり身につけさせるため、父の提案で極真空手を始めます。
幼稚園の時に初めて出場した大会で負けると、中途半端が嫌いな父親が発奮し、自宅での特訓を開始します。特訓の成果が出て次に出場した県大会でオール一本勝ちで優勝。優勝したことが嬉しく、空手が面白いと思うようになります。
しかし、県大会以上では、空手時代のライバル、後に2015年のオープントーナメント全世界空手道選手権大会に史上最年少の17歳で出場し若獅子賞を受賞する南原健太氏(バイオナンバー不明)が、常に立ちはだかることになります。
那須川氏の倍近い体重で身長も高い南原氏に、那須川氏の空手の技は全く通用せず、1度勝利しただけで他は全て敗北し、表彰台にも上がれない状況が続きました。
そのため、体重差の不利を覆して勝つために、真っ向から打ち合うことはせず、ステップを駆使してスピードで出入りを繰り返す「当てさずに、当てる」練習を父と始め、これが那須川氏の試合スタイルを構築するきっかけとなりました。
小学校6年生の時、テレビで見たK-1と魔裟斗氏(バイオナンバー554)に憧れたのを機に本格的にキックボクシングへ転向。
キックボクシングは空手の経験が生きる部分も多くありましたが、打ち方やステップなど全てを修正する必要があり、空手との違いに最初はかなり戸惑ったそうです。しかし、自身の試行錯誤と父親との練習、キックボクシングジムへの出稽古で徐々に修正をしていきました。
中学校を卒業すると同時に所属ジムのTARGETからRISEでプロデビュー。アマチュアで105戦99勝5敗1分の好成績を挙げた実績が評価され、RISEバンタム級ランカーの選手という、デビュー戦では異例の強敵と対戦。1R58秒でKO勝利という圧巻のデビューを飾りました。
その後、無敗の連勝を重ね、わずか6戦目、若干16歳でRISEバンタム級挑戦者に抜擢。王者の村越優汰氏(バイオナンバー134)から、計4度のダウンを奪う圧勝劇でRISE史上最年少の王者に輝きます。
RISE王者獲得の3か月後には、国内のキックプロモーションが合同で開催したビッグイベントBLADEに出場。国内トップ選手が集結したトーナメントを戦い、3試合全KOという驚愕のパフォーマンスでセンセーションを巻き起こしました。
2019年6月2日、ISKA(国際競技空手協会)世界フェザー級タイトルマッチで、ISKAフリースタイル世界バンタム級王者マーティン・ブランコ氏(バイオナンバー314)に2回2分19秒KOで勝利。保持するキックボクシングRISE世界フェザー級王座、ISKAオリエンタル世界バンタム級王座と合わせて3冠王者となりました。
<バイオナンバー644から見た特徴>
バイオナンバー644の人は、物事に真面目に取り組む人です。また、社会のルールや規範を重んじるので周囲から絶大な信頼が得られます。また、礼儀や社会秩序を重んじ、何事も最後まで責任を持ってやり遂げることもできます。その上、本来、じっくりと考えてから決断する人ですが、発散エネルギーを持っているので、一度決断したら即座に行動に移す一面も持ち合わせています。
地道な努力で困難を克服し、自身のスタイルを確立できた点に644の特長が強く表れています。類まれなセンスでキックボクシング界に旋風を巻き起こし続けている同氏。今後の日本格闘技界を背負っていく存在であることは間違いないでしょう。
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参考資料
Wikipedia
KNOCK OUT
RISE