太田 雄貴氏(日本フェンシング会 会長):バイオナンバー「516」

こんにちは。
今回、バイオナンバーの特徴から分析する人物は、元フェンシング選手「太田雄貴(おおたゆうき)」氏です。
同氏のバイオナンバー516です。
<生い立ち>
1985年11月25日、京都府生まれの滋賀県大津市育ち。小学3年生からフェンシングを始め幼い頃から頭角を現し、高校時代には史上初のインターハイ3連覇を達成。平安高等学校(現龍谷大学付属平安高等学校)卒業後、2004年に同志社大学商学部入学。大学卒業後は、競技に専念するため職につかず、1日8時間もの練習に明け暮れました。2008年の北京五輪では、男子フルーレ個人戦に出場し、ドイツのベンヤミン・クライブリンクに敗れはしたものの、日本人選手初の五輪メダルである銀メダルを獲得。その後、高校時代からサポートを受けていた森永製菓に入社。2012年のロンドン五輪では、男子フルーレ団体戦に出場し、日本史上初となる団体銀メダルを獲得。2016年のリオデジャネイロ五輪の男子フルーレ個人戦の初戦で敗れ現役引退を表明。2017年にはアジアフェンシング連合アスリート委員会委員長に就任し、同年日本フェンシング協会会長に就任。
2017年8月、日本フェンシング協会会長に31歳という異例の若さで就任した太田氏。
アスリート出身の太田氏が競技の普及のために心がけていることが、オーディエンス・ファースト(観客第一)だけでなく、「お客さんが満員の会場で結果を出すこと」というアスリート・ファースト(選手第一)の2つの軸です。太田氏は主要国内大会の1つである全日本選手権の会場を満員にするために、競技のエンターテインメント性を高めることが必須と考え、昨年の全日本選手権でLED(発光ダイオード)を用いて、どちらにポイントがついたのかをわかりやすく表示する演出をしたり、観客が場内ラジオで競技解説を聴けるようにするなど、様々な施策を実施しました。その結果、決勝戦で1600人もの観客を集めることに成功しました。これは観客動員数300人だった2016年度の全日本選手権の前年比500%以上という驚異の集客増です。
太田氏は、日本フェンシング協会のビジョンを「フェンシングの先を、感動の先を生む。」と掲げ、フェンシングを取り巻くすべての人々に感動体験を提供し、フェンシングと関わることに誇りを持つ選手を輩出し続けることを目指しています。具体的には、「6,000人弱のフェンシング登録者数を5万人に増やす」「2020年の大会を成功させること、メダルを目指すことだけでなく、その後に日本社会にフェンシングを根付かせる」「財政基盤の安定」などの目標を挙げています。
<バイオナンバー516から見た特徴>
バイオナンバー516の人は、向上心と実行力を兼ね備えた人であり、将来の大きな夢や希望を明確に描くことができます。そして、その夢や希望を実現するための具体的な計画を立てたら即座に行動に移し、脇目をふらず一直線に最後までやり通すことで、確実に夢や希望が実現することができます。これは、同氏のフェンシングの普及のためのビジョンに当てはまります。32歳という若さで組織の代表を務め、フェンシングの普及のために明確な目標を立てて尽力している点に、『リーダーシップを発揮する』『常に目標がある』といった『1』のエネルギーが特に強く表れています。
選手の立場で招致活動にも尽力した東京五輪を2年後に控え、フェンシングを日本中に更に普及させることで、東京五輪での日本選手のメダルラッシュにも期待できることでしょう。
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参考資料
日本経済新聞
東洋経済オンライン
PR TIMES