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特性の引き出し方と注意事項

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特性の引き出し方と注意事項

今年も残りわずか、師走となり皆様も慌ただしい日常をお過ごしのことだろう。今年はとてもスピードの早く、チャレンジの年でもあった。日本では初の女性都知事が誕生し、米国では劣勢と思われていた「ドナルド・トランプ氏」が当選。イギリスのEU脱退など、世界中で新しい動きがみられた。弊社としても、代表取締役社長の山下国和が初の書籍を出版するなど、新しいチャレンジを行った。

 

会社としては、自分だけでなく、社員にもチャレンジしてほしいときが多々ある。それは大きな成長へとつながるものだ。

以前も話したように、表層第2数を伸ばすことにより、当事者意識が芽生え、成長することができる。これは自分のことであるならば自分自身で意識して行えば難しいことではない。しかし、これが対相手に求めるとなると、難しいものである。指導のやり方、それも表層第2数の数字によって異なる。それぞれの特性を理解し、指導することで、相手は成長し、与えられた仕事を十分にこなせるようになる。

表層第2数の特性ごとに、それぞれ「特性を発揮した状態」「特性を発揮させるための指導」「指導する際の注意事項」を挙げておくので参考にしてほしい。

 

表層第2数が【1】

<特性を発揮した状態>

周りから求められていることを集中力で達成している。

 

<特性を発揮させるための指導>

目的/目標/計画を設定し、期限を決めて、集中して取り組むよう指導する。

 

<指導する際の注意事項>

一度に案件を二つ以上与えると混乱するため、優先順位を決め、一つに絞って取り組ませる。

また、慎重なところがあるが、明確な目標が定まれば不可能を可能にする力が生まれ、目標を達成することが出来る。

 

 

表層第2数が【2】

<特性を発揮した状態>

常に温かく、思いやりを持って人と接し、人に気遣いをしている。

 

<特性を発揮させるための指導>

周りの人に言葉をかけて自分から関心を示すよう指導する。

 

<指導する際の注意事項>

自分の思いと同じだけ気を使ってもらいたい人なので、気さくに声をかける。しかし繊細なところがあり御節介し過ぎると
傷ついてしまうので必要以上に干渉せず、ある一定の距離感を持ち、接する。

 

表層第2数が【3】

<特性を発揮した状態>

何事にも興味を持ち、深く追求し、役立つ情報の収集と伝達を行っている。

 

<特性を発揮させるための指導>

興味があり、役に立つと少しでも感じた情報を先取りし追及するよう指導する。

 

<指導する際の注意事項>

第一印象(好き嫌い)で物事を決めるので、嫌いなことでもトライする意義を伝え、興味を持つまでフォローする。
また、神経質で人から言われたことを気にしすぎるので、言葉に注意する。

 

表層第2数が【4】

<特性を発揮した状態>

常に人のために整理整頓し、秩序を守り、人に利益を与え奉仕している。

 

<特性を発揮させるための指導>

いつも身の回りを整えて、ゆとりを持って人に接するよう指導する。

 

<指導する際の注意事項>

真面目で仕事熱心だが、自分のことを棚に上げて、人に厳しく自分に甘いところがあるので、一緒に実践してみる。
整理整頓が出来ない人は、捨てられない傾向があるので、不要なものはすぐに捨てさせて、管理をキチンとさせる。

 

 

表層第2数が【5】

<特性を発揮した状態>

常に人の話を素直に聞き、そのうえで自分の考えを伝え、相手が納得しているかを確認する。

 

<特性を発揮させるための指導>

学ぶ力があるので、責任感を持たせとことん人の話を聞き、それから自分の意見を発言するよう指導する。

 

<指導する際の注意事項>

直接的に自分の関係のないことは責任が無いと思い、上の空になりやすい。しかし当事者意識を持たせることで、
完璧に成し遂げることが出来る。

 

 

表層第2数が【6】

<特性を発揮した状態>

即断即決し、スピード感をもって行動している。

 

<特性を発揮させるための指導>

選り好みしないで、来たものから順番にすぐに対処するよう指導する。

 

<指導する際の注意事項>

なんでも自分で出来るのに、やりたくないことを人に押し付けたり、頼る傾向があるので、自分で最後まで責任をもってやらせてみる。

 

 

来年は、今年チャレンジし、得たチャンスに対して集中して取り組む年となる。今年も残りわずかではあるが、
まだまだチャンスの機会はある。来年に向けてチャレンジの年末を過ごすのも良いのではないだろうか。

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