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食品安全について:ISO22000の考え方│株式会社ベックスコーポレーション

食品安全について:ISO22000の考え方~例1)検便提出回数の根拠~

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食品安全について:ISO22000の考え方~例1)検便提出回数の根拠~
こんにちは、ISO担当です。

HACCPの制度化が昨年発表となり、ISO22000の取得を検討される企業様のお問合せが増えてまいりました。
ISO22000の運用について、難しいかどうかのお問合せをよくいただきますが、ずばり、難しくはありません。
もちろん、“簡単”ではありませんが、お客様に対して安全な製品(食品)を提供するにあたり、大切なことを明確にしていくことがHACCPシステムであり、ISO22000食品安全マネジメントシステムです。
まずこのマネジメントシステムが『食品安全』についての考え方を“現場”だけでなく“企業”全体で取り組むものです。そのため、組織の人間全てに「当事者」としての意識を持ってもらわなければなりません。
それが大変だと思われるかもしれませんが、もし、その気持ちを持っていない人が働いていた場合、組織はもちろん本人にも大きな損害へと発展してしまう可能性があります。
例えば、食品工場では必ず実施している『検便』。これはなぜ行わなければならないのか。
それは厚生労働省が定めた「大量調理施設衛生管理マニュアル」を根拠として実行しています。
もし、検便を怠り、製造した製品によって食中毒が発生した場合、刑事事件としては,それが過失によるものと判断されれば,業務上過失致死傷罪など(刑法第211条)で立件される可能性が出てきます。
民事上は営業主,衛生管理者などの関係者は,不法行為や債務不履行で損害賠償請求を受け有責になる可能性も出てくる。さらに行政法上にても,飲食業の営業停止の行政処分を受ける危険があり,特に医療機関ならば保険医療機関の指定などについて考慮する要素とされる危険などがあります。(ただし上記が全てではありません。)
2017年、一部改正が行われ、これまで「10月~3月までの間には月に1回以上又は必要に応じてノロウイルスの検便検査が“望ましい”」となっていたところが「ノロウイルスの検便検査を“努めること”」と変更になり、積極的な実施を求められるようになりました。

当たり前のように要求している事は、なぜ行われているのかを認識すること。それが『食品安全』を意識することにつながります。それが、”企業”も”従業員の生活”も守ることになります。

『従業員による食品安全の意識問題』がニュースになりやすい昨今、『食品安全』の意識を向上させる食品安全マネジメントシステムを、少しずつ構築してみてはいかがでしょうか。

食品安全マネジメントシステムの構築をお考えの方、あるいは迷っていらっしゃる方は、まずは当社までお問合せください。

当社では、マネジメントシステムの理解を深めていただくYoutubeチャンネルがスタートいたしました。
取得に興味がある方はもちろん、社内勉強会の教材や運用にも役に立つ情報を配信しておりますので、
ぜひご覧ください!

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