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スウェーデン視察について

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スウェーデン視察について
月日が経つのは早いもので、今年も8月がそろそろ終わり、あと1ヶ月で半年が過ぎようとしている。
皆さんはいかがお過ごしだろうか。




2018年は「2」のエネルギーの年ということもあり、新しい経験に挑戦する年であるとお伝えした。
私も新しい事に挑戦するため、2018年8月、以前から興味があったスウェーデンへ訪問し、視察をしてきた。




取引先の鉢植市場での業務展開を検討するという目的も含めての海外視察であったが、
以前からスウェーデンという福祉の先進国が、どのような国なのかをこの目で確かめたかった。
実際訪問してみると、素晴らしい情景ばかりが並び、学ぶことが多く、とても勉強になった。




スウェーデンの土地の面積は、約45万平方キロメートルであり、日本の土地の約1.2倍となり、大きさはほとんど変わらない。
にもかかわらず、人口は約1,012万人(2017年12月,スウェーデン統計庁)と、日本の約10分の1程度である。




スウェーデンと言えば、世界屈指の福祉国家だが、教育費は大学まで含め、全て無料である。
医療は18歳以下であれば誰でも無料であり、成人になったとしても、自己負担は年間で最大で、
900クローナの診察料(約1万3000円)、1800クローナの薬代(2万5900円)と安い金額で恩赦が受けられる。
安心した福利を受けられる体制が整っており、この体制を日本で築くのは難しいと感じた。




驚いたのは、スウェーデンの町並みである。
どこの国に行っても、外観や景色というのはそれなりに美しく、素晴らしいものだが、スウェーデンは、
大通りの一つ横道に逸れた路地裏を見ても、汚れているところが全く無く、隅々まで綺麗なのである。



街中に佇んでいる石畳や植栽も、美しい風景の中の造形物の一つとして存在しており、一つの芸術作品のような美しさがある。
統一感のある綺麗な街並みは、調和された空間であることが伺え、景色も素晴らしいの一言に尽きる。




また、私が泊まったホテルに関しても、ノーベル賞の受賞者が宿泊したホテルということもあって、
外観・内装共に非常に洗練されている造りに癒され、非常に有意義な時間を過ごすことができた。



まちゆくスウェーデンの人々と交流を図ってみると、日本人に比べ、品位がある印象を受けた。
やはり、上記のような文化を築き上げてきた、スウェーデンの国民性が品位を産み出しているのではと感じた。
スウェーデンの文化を通して、国民一人ひとりが、子供の頃から礼儀やマナーを重んじて育っていく文化が、素晴らしいと感じた。


スウェーデンの福祉環境や歴史的背景を学び、私自身も、様々な気付きがあった。
皆さんも新しい経験に挑戦をすることで、広い視点を持ち、様々な気づきを感じてほしい。
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